TAKURO母校の函館稜北、最後は完敗/南北海道

江差・上ノ国・函館稜北対函館工 試合終了後ベンチ前に整列する江差・上ノ国・函館稜北の選手たち。左から7人目が函館稜北の村上(撮影・永野高輔)

<高校野球南北海道大会:函館工10-0江差・上ノ国・函館稜北>◇12日◇函館地区2回戦◇函館市千代台公園

来春から函館西に再編統合されるため最後の夏となった函館稜北が、江差、上ノ国との檜山稜北連合で出場し、函館工に0-10で敗れた。

同校はGLAYのリーダー、TAKUROの母校。2回に無死一、三塁のチャンスをつくるもスクイズ失敗などで無得点。昨秋全道大会出場の函館工に3回に2点、4回に3点、5回に5点と得点を重ねられ、押し切られた。ラストイヤーを飾れず嘉堂秀也主将(3年)は「一瞬で終わってしまった。9回までやりたかった。ケガで出られなかった村上(楓弥)に申し訳ない」と肩を落とした。

OBで連合チームの指揮を執った沢田篤生監督(24)は「序盤のチャンスで点が取れず、徐々に相手の流れになり、それを食い止められなかった。でも最後まであきらめない稜北の野球は見せられたかと…」と目を潤ませた。