桜宮は声を出さずプラカード応援、選手応えた/大阪

桜宮対大阪電通大高 新型コロナウイルス感染予防対策でスタンドから声を出して応援が出来ないため、手作りのプラカードを使って応援する控え部員たち(撮影・磯綾乃)

<高校野球大阪大会:桜宮12-3大阪電通大高>◇18日◇1回戦◇豊中ローズ球場

桜宮のスタンドが、今年ならではの応援で、選手を勇気づけた。

控え部員たちの手には、桜色の手作りプラカード。好プレーが出れば「ナイス!」、チャンスでは「チャンスはショータイム」など、試合の展開に合わせて6種類のプラカードを使い分けた。新型コロナウイルス感染予防対策で大声を出しての応援ができないため、工夫をこらした応援。数日前に部長の発案で作成を開始し、マネジャーが全員分を作ったという。

北風和樹監督(59)は「大人数で声を出して応援するスタイルが桜宮の伝統なのですが、ここ数日でマネジャーが作ってくれました」と説明。この日、満塁弾を含む3打数3安打と大活躍した穴山慶太主将(3年)は「声を出せない中で、一体になった雰囲気に持って行こうとやってくれた」といつもと違うエールを力に変えた。