石岡一エース小松崎3回まで完全 勝利に貢献/茨城

石岡一対麻生 先発し、3回を完全投球した石岡一・小松崎(撮影・三須佳夏)

<高校野球茨城大会:石岡一14-0麻生>◇19日◇2回戦◇J:COMスタジアム土浦

石岡一のエース小松崎駿投手(3年)が先発し、3回まで完全投球。5回コールド勝ちに貢献した。「最近の調子はあまり良くなかったが、今日は打たせて取るピッチングができたので良かった」と振り返った。スライダー、チェンジアップで緩急をつけ、直球も自己最速となる141キロを記録した。

休校期間もボールのキレが落ちないように自主練習に取り組み、フォームを固めてきた。帽子のつばには「化ける」の文字。昨夏、1つ上の先輩でエースを務めた岩本大地投手(現中大)に書いてもらった。試合前や試合中、何度もこの言葉を見て奮い立たせた。「先輩の後を継がなければ」という重圧を振り払って化けて、どうしても倒したい相手がいる。

昨秋の準決勝、常総学院に5回5失点で敗退した。「常総学院に勝ちたい」の一心で練習に励んできた。林健一郎監督(45)も「私立の強豪を倒すこと」と気持ちは同じ。悔しさを晴らす。