北海道科学大高、主将の一打で2回戦突破/南北海道

8回北海道科学大高1死二塁、主将の佐々木一塁手が決勝の左前適時打を放つ(撮影・永野高輔)

<高校野球南北海道大会:北海道科学大高1-0石狩翔陽>◇20日◇札幌地区2回戦◇札幌円山

北海道科学大高は主将が決めた。0-0の8回1死二塁、4番佐々木尚大一塁手(3年)が決勝左前適時打を放った。

今春、渡辺誉人監督(23)が就任も、コロナ禍で練習は4月中旬から約2カ月自粛。新監督と会える時間が少なく佐々木は「積極的にこちらから監督に連絡を取って、お互いを理解できるよう心掛けた」。渡辺監督は「徐々にみんなの考え方が分かってきた。これからも選手と反省しながら試合ができたら」と話した。

▽公式戦初先発で5回無失点の北海道科学大高・野口駿(3年) (今大会初登板で好投し)継投は知っていたので、まずは自分のところをゼロで抑えられたのは良かった。守備に助けられた。

▽6回から2番手で登板し4回7奪三振無失点で締めた北海道科学大高のエース奥一仁(3年) 交代直後とリードした9回に佐々木が声をかけてくれたので、リラックスして投げられた。

▽石狩翔陽・安田璃空投手(3年=9回124球を投げ被安打3、1失点と好投)「最後まで集中力を切らさずに投げられた。決勝打を許した場面はスライダーが甘く入ってしまった。まず1つ勝ちたいという思いは果たせたが、もう1つ勝って、また試合がしたかった」