プロ注目の日本文理・長谷川4回0封10K/新潟

日本文理の先発・長谷川は4回で10奪三振の快投

<高校野球新潟大会:日本文理15-0新潟江南>◇26日◇3回戦◇HARD OFF ECOスタジアム新潟

日本文理は新潟江南に15-0の5回コールド勝ち。プロ注目の長谷川優也投手(3年)が先発で4回を2安打無失点、10奪三振の好投を見せた。16強が出そろい、4回戦8試合は8月1日に行われる。

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日本文理・長谷川がマイペースで三振を奪った。「ストライク先行でリズムを作り、調子のいい直球で空振りが取れた」。先発4回を投げ、10奪三振のうち見逃しは1つ。最速143キロの直球にスライダー、カットボールを織り交ぜ相手打者を空転させた。4回表をすべて空振りの3者三振に仕留めると5回表はエース種橋諒投手(3年)にマウンドを譲り、三塁の守備に就いた。

公式戦マウンドは2番手で登板した昨夏の甲子園1回戦の関東第一(東東京)戦以来。それでも「緊張はなかった」と言う。初戦の万代戦(24日)の1週間前に2日間で200球を投げ込み、その後は体調に合わせて投球練習。6月以降、練習試合を重ねながら先発の調整法を身につけた。鈴木崇監督(39)も「長谷川は心配していない」と太鼓判を押す。

1年春から内野手のレギュラーだったが、もともとは投手志望。将来は「投手としてプロ」(長谷川)を見据える。もっとも「まずチームが勝つために必要な投手になりたい」。最後の夏、県の頂点に立つことに集中する。【斎藤慎一郎】