青森山田・小牟田1発含む3安打、投球は反省/青森

八戸学院光星対青森山田 7回裏青森山田無死、左越えに本塁打を放ち、右腕を突き上げた小牟田(撮影・相沢孔志)

<高校野球青森大会:青森山田8-5八戸学院光星>◇28日◇決勝◇青森市営野球場

青森山田が宿敵・八戸学院光星を下し、夏の青森王者に輝いた。プロ注目の最速150キロ右腕・小牟田龍宝(3年)は5回5失点で逆転を許し左翼に回ったが、4番の決勝ソロで再び勝ち越した7回に2者連続アーチ。今大会2発目を含む3安打3打点と、打撃でも非凡な才能を披露した。

5球団7人のスカウトの前で、この日の最速は146キロ。「ボールが高めに浮いたところを痛打された。制球にばらつきがあった」と、打者一巡の猛攻を浴びた5回の4失点を反省した。プロ志望で、昨年ドラフト1位の同校OB巨人堀田の背中を追う。「活躍する姿を見せたかった」と、5月に亡くなった祖母のためにもプロ入りを誓う。中日八木スカウトは「全体的にセンスがある。馬力もあって能力も高い。投打ともに楽しみな選手です」と評価した。【佐藤究】