仙台育英6年連続4強 向坂が好投&2ラン/宮城

柴田対仙台育英 4回裏仙台育英2死三塁、右越え2ランを放つ向坂(撮影・鎌田直秀)

<高校野球宮城大会:仙台育英4-3柴田>◇29日◇準々決勝◇仙台市民球場

仙台育英の最速143キロ左腕・向坂優太郎(3年)が投打で、6年連続4強入りを導いた。

投げては8回2安打1失点。決め球のスライダーやツーシームを低めに集め、6者連続を含む7奪三振の好投を見せた。打っても0-1の4回裏に、甘く入ったチェンジアップを逃さず、公式戦初の右越え逆転2ラン。「初回に1失点してからテンポ良く投げるイメージを作ったことが結果につながった。ホームランは一発で仕留められたので良かった」。6回途中から両足がけいれんしながらも、エースが存在感を示した。

▽柴田・佐々木勇太投手(3年=1年秋にコールド負けした仙台育英に雪辱を果たせず3年連続4強を逃し)「育英対策でずっとインコース攻めを磨いてきたが、甘く入ってしまった。気持ちはぶつけられた試合になった」