東陵の高橋由伸3安打、30年ぶり決勝へ王手/宮城

東北対東陵 2回裏東陵1死一、二塁、左前安打を放ってチャンスを広げる高橋(撮影・鎌田直秀)

<高校野球宮城大会:東陵3-0東北>◇29日◇準々決勝◇仙台市民球場

巨人前監督と同姓同名の東陵(宮城)高橋由伸外野手(3年)が、3安打の活躍で1990年以来、30年ぶりの決勝進出に王手をかけた。

巨人ファンの父に命名され、小4時に「由伸なら左だろう」とのひと声で左打ちに転向。「有名人と同じ名前で期待されてしまいますが、自分も誇りは持っています」。

エース左腕・佐藤柳之介投手(3年)は今大会ここまで全4戦31イニングを無失点で、「自分たちはつないで1点を取って勝っていきたい」と頂点へ向けて引き締めた。