豪雨被害の球磨工敗退、あきらめない姿後輩に/熊本

8回、1点を返すホームを踏みベンチに戻る球磨工・坂上

<高校野球熊本大会:南稜11-5球磨工>◇2日◇城南地区準決勝◇リブワーク藤崎台球場

7月の豪雨で大きな被害を受けた人吉市にある球磨工は地区4強で敗退した。南稜に先行されながらも粘りを見せ、7点差だった8回には1点を返し、コールド負けを阻止した。

横馬場徳貴監督は「9回までできたのがうれしいところです。コロナや水害があったが、最後まであきらめない姿は後輩たちに引き継いでくれたと思う」と選手たちをねぎらった。人吉市内では復旧作業が続いている地域もあり「まだ被災されているところもある。ボランティアは続けていきたい」と話した。