九州国際大付が北九州地区V、プロ注目が活躍/福岡

九州国際大付対真颯館 7回表九州国際大付無死三塁、左越え本塁打を放ち笑顔で三塁を回るプロ注目の九州国際大付・井上(撮影・菊川光一)

<高校野球福岡大会:九州国際大付10-7真颯館>◇2日◇北九州地区決勝◇北九州市民球場

九州国際大付のプロ注目主軸コンビが強力打線をけん引し、北九州地区優勝に導いた。

同点の5回1死満塁。大学進学も視野に、将来のプロ入りを目指す「3番遊撃」の石田渉人(しょうと)内野手(3年)が「ピッチャーが頑張ってくれていたので、援護したい気持ちだった」と、一時勝ち越しの中越え2点適時二塁打を放った。

1点を追う7回は敵失と暴投で逆転すると、無死三塁で主将の4番・井上堅心内野手(3年)が高校通算16号の左越え2ランで突き放した。「前の打席でフライが多く、上から強くたたく意識でストレートを打った」。3本塁打を含む10安打10得点で打撃戦を制し、井上は「最後は勝っても負けても、みんなで楽しもうと話していた。最後に1本出てうれしかった」と声を弾ませた。