北海は10回タイブレーク捕逸で力付く/南北海道

北海対札幌大谷 タイブレークの末、サヨナラ負けして涙を流す北海・木村(中央)(撮影・保坂果那)

<高校野球南北海道大会:札幌大谷7-6北海>◇6日◇準々決勝◇札幌市営円山球場

北海は捕逸によるサヨナラ負けで8強に終わった。6-6のタイブレーク10回裏1死満塁、6回からマウンドに上がっていた2年生左腕、木村の直球が逆球となり、捕手が捕球できなかった。「自分の投球で3年生を引退させてしまった。もっと良い投球をしていたら勝てていたので、悔しい」。目を真っ赤にはらしながら「試合後に声を掛けてくれた3年生のためにも秋、夏と優勝するための力をつけたい」と前を向いた。

 

▽タイブレークの末に敗れた北海・平川敦監督(49) 打たれたのは仕方ない。選手たちは辛抱強くやってくれた。1点差は監督の責任。

 

▽先発し5回に5失点してマウンドを降りた北海・岸主将 自分が打たれた5回が分岐点。(木村には)お前らにはまだ時間があると伝えた。