加藤学園が投手戦制す 佐々木監督は聖地初陣飾れず

鹿児島城西対加藤学園 力投する加藤学園の肥沼(撮影・前岡正明)

<甲子園高校野球交流試合:加藤学園3-1鹿児島城西>◇12日◇甲子園

加藤学園が投手戦を制した。0-0で迎えた4回2死二塁のピンチで中前打を許したが、杉本陸斗外野手(2年)が本塁に好返球し、得点を阻止。5回まで両チーム無得点だったが、6回2死二塁で、3番大村善将内野手(3年)の中前適時打で先制。8回には2死二塁から杉山尊内野手(3年)の右中間を破るランニング2ラン本塁打で2点を加えた。エース肥沼竣投手(3年)は要所を締める投球で、鹿児島城西打線を打ち取った。

鹿児島城西はエース矢方悠介投手(3年)が力投をみせたが白星ならず。打線は9回に1点を返したが、届かなかった。ダイエーや西武などでプレーした佐々木誠監督(54)の聖地初陣初勝利はならなかった。