明石商・来田1安打「慎重に考える」進路明言せず

桐生第一対明石商 1回裏明石商無死、打席に立ち、腰を反らせて構えるルーティンを行う来田涼斗(撮影・岩下翔太)

<甲子園高校野球交流試合:明石商3-2桐生第一>◇16日◇甲子園

今秋ドラフト候補の明石商(兵庫)の来田涼斗外野手(3年)は、最後の甲子園で4打数1安打だった。3回1死の第2打席で、外低めのスライダーに反応し、二塁への内野安打。続く宮城が右飛に倒れ、一塁に戻れず併殺となった。

「チーム全体として楽しもうと言っていた。雰囲気がとても良かったので、とてもいい試合だったと思います」と主将としてチームの勝利を喜んだ。

甲子園は1年夏の18年に初出場。昨年の春夏連続出場に続き、4度目の聖地。

「昨年までは観客が入ってもっと応援してくださる方がいた。とても新鮮な感じでした」。昨年までとの違いを感じ取った。

進路については「プロに行っても、まだ実力がついていない。慎重に考えないといけない」とプロ志望届提出については明言せず。「今日のバッティングは課題しか見えなかった。これから試合はないですが、自主練習で直していきたいです」。

最後の甲子園で勝利を飾り、次のステージを見据えた。