浜名3年ぶり県切符、1年今井七央がサヨナラ打

9回2死一、三塁で右前にサヨナラ打を放つ浜名の今井内野手

<高校野球秋季静岡大会:浜名12-11浜松修学舎>◇19日◇西部3回戦◇浜岡球場

静岡県大会(9月19日)の西部地区代表8校が出そろい、出場する全25校の顔ぶれが決まった。秋の県大会初出場を狙う浜松日体は、14-9で浜松湖東に快勝。好調な打線が力を発揮し、3試合連続の2ケタ得点となった。浜名は9回逆転サヨナラの末に12-11で浜松修学舎を下し、3年ぶりの県切符。最大9点差をひっくり返した。常葉大菊川は、今夏の県王者・聖隷クリストファーを6-3で退け、11年連続。浜松商、掛川西、浜松開誠館、磐田東、浜松市立も地区大会を突破した。

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浜名がミラクルを起こした。4点差で迎えた9回裏から反撃。3番浦山敦也内野手(2年)の適時打などで2点差に迫り、たたみかけた。2死一、二塁で4番馬塚翼多外野手(ようた、2年)が右中間に同点適時三塁打。5番藤原大成内野手(2年)の申告敬遠で一、三塁とし、最後は先発唯一の1年生が決めた。今井七央内野手(ななお)は「真っすぐを狙っていました」。初球の直球を捉え、右前にサヨナラ打。最大9点差をひっくり返す大逆転劇を完結させたナインはベンチ前で喜びを爆発させた。

横山崇監督(41)も「正直、9点差は厳しいかと。まさか、ここまでやってくれるとは思わなかった」と手放しで選手をたたえた。5回表を終え、0-9。ベンチでの指示も「コールド負けはやめよう」だった。逆転は選手や監督も想像できなかった劇的な展開。同点打の馬塚も「とにかく1点ずつ。その思いだけでした」と無我夢中だった。

酷暑の中、3時間18分の激闘を制し、3年ぶりの県切符を獲得。県大会出場だったチーム目標は「西部制覇」に上方修正した。「次もいい準備をして戦いたいです」と今井。奇跡を起こした粘り強さを発揮できれば、地区優勝も夢ではない。【神谷亮磨】