桐光学園・安達、苦手立ち上がりの失点痛く/神奈川

星槎国際湘南対桐光学園 力投する桐光学園・安達(撮影・鈴木正人)

<高校野球神奈川大会:星槎国際湘南4-0桐光学園>◇19日◇準々決勝◇サーティーフォー保土ケ谷球場

桐光学園・安達壮汰投手(3年)は「立ち上がりが得意じゃない。それが出てしまいました」と唇をかんだ。

0-1の3回、先発板東が先頭打者に安打を打たれ、2番手でマウンドに上がった。早めの継投策だったが、最初の打者に打ち取った当たりを左前に落とされた。そこから四球を出し、塁を埋めた。内野ゴロで1点を失い、なお2死二、三塁で星槎国際湘南・堀越に初球、外真っすぐを右前に運ばれ、さらに2失点。序盤の4点ビハインドは大きかった。

第1シード校のエースとして、ここまで戦ってきた。2イニング目となった4回から9回までは2安打無失点。苦手と自覚する“立ち上がり”の失点が痛かった。140キロ超左腕としてプロからも注目されるが、大学進学を希望。「立ち上がりは意識しているつもりでしたが、結果が出ませんでした。大学では、チームを勝たせられるようになりたい」と決意を口にした。