<高校野球秋季宮城大会:日本ウェルネス宮城8-1名取北>◇29日◇1回戦◇石巻市民球場
東北地区の先陣を切り、宮城で県大会が開幕した。今春に開校した日本ウェルネス宮城が、名取北を8-1の7回コールドで下し、公式戦初勝利を飾った。エース右腕・早坂海思(かいし、1年)が毎回走者を背負う展開も粘投し、1失点完投した。
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1年生14人の新設校が、2年生主体の名取北を投打で圧倒した。勝利の校歌を感慨深い表情で聴き入った金子隆監督(63)は「チームとして本当の1勝なので、歴史に残る1勝。うれしい、ホッとしました」と喜んだ。
2回で4四死球と制球が安定しない早坂を、野手陣が早々に援護した。2回2死二、三塁で8番安孫子拓磨内野手(1年)の適時打で2点を先制すると、4回は2点を追加し、序盤から主導権を握った。しかし早坂は5回、適時二塁打を打たれ失点。なお2死二、三塁とピンチの場面をつくったが、「ガタガタいかないように、ギアを上げた」と全力投球。高めの直球で三振を奪った。
同校野球部初の公式戦となった今夏の2回戦で柴田に敗れた後、早坂は「スタミナがなくて、球に勢いがなく、簡単に打たれてしまった」と、自身の投球を分析。以降はタイヤを約30メートル押す練習などで下半身の強化に取り組んだ。効果は表れたようで、5回以降は無安打無四球と尻上がりに良化した。次戦は9月19日に大崎中央と多賀城の勝者と対戦する。早坂は「相手には2年生がいるが、強気で向かっていきたい」。金子監督は「今日の試合に勝つことに集中してやってきたので、2回戦で勝つために、3週間練習やるだけ」と力を込めた。1年生軍団が、宮城で旋風を巻き起こす。【相沢孔志】