<高校野球秋季福島大会:磐城桜が丘8-7平商・磐城農・好間・四倉>◇29日◇いわき支部準決勝◇南部スタジアム
磐城桜が丘が平商・磐城農・好間・四倉連合に8-7で勝利し、11年以来9年ぶり5度目の県大会進出を決めた。4-7とリードされて迎えた7回裏、遠藤輝(ひかる)主将(2年)のランニング本塁打などで一挙4点を奪い逆転。3回途中から2番手で登板した愛川政弥投手(2年)が、9回まで7安打2失点(自責点1)の好投を見せた。
センバツ21世紀枠に選ばれ甲子園交流試合に出場した磐城とは、直線距離で300メートルほどのお隣さんだ。磐城桜が丘も名門磐城女子を前身とする進学校。愛川も受験時に迷ったが、「正直、磐城でレギュラーになれるか不安もあったし、文武両道のためには自分には桜が丘がいいと思った」と進学した。磐城の新主将に決まった佐藤綾哉投手(2年)とは、中3の塾で仲良くなった。高校入学後もスマホで画像を送ってもらい、ボールの握りなども教えてもらった。「憧れです」と最速139キロの同級生から謙虚に吸収。甲子園交流試合でも「気持ちの大切さを学んだ。自分たちに一番足りないもの」。
今大会から指揮をとる吉井一真監督(28)は「力はないので、県大会という言葉を出さずにやってきた。これから格上にどこまでがむしゃらにできるか」とさらなる成長を期待する。愛川は「まずは目の前の試合ですけど、対戦できればうれしいです」と、予選免除の磐城との県大会での対戦を心待ちにする。【野上伸悟】