<高校野球秋季岩手大会:盛岡大付2-1盛岡農>◇2日◇盛岡地区準々決勝◇岩手県営野球場
今夏の県独自大会で準優勝した盛岡大付が、2年生左腕トリオの継投で盛岡農に2-1で競り勝ち、県大会出場を決めた。
公式戦初登板の先発・遠藤凪が4回を無安打無失点。2番手の井口敦は3回1失点4奪三振でつなぎ、背番号1の山口恒矢が最後の2回を締め、1安打1失点リレーを決めた。3年生中心に戦った夏は下級生の出番はなくても、投手陣の層の厚さを見せつけた。
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公式戦初マウンドで堂々と左腕を振った。盛岡大付・遠藤は力のある直球にスライダー、チェンジアップを織り交ぜ、テンポ良く投げ込んだ。4回をノーヒットに抑え「(初登板でも)緊張することなく、真っすぐで押せた」と胸を張った。2番手の井口は制球が乱れ、6回に四球と犠打で得点圏に走者を置き、連続暴投で1失点。「抜け球が多かった」と反省も「(田屋瑛人)捕手と『前で押し込むイメージで投げよう』と話し合った」。7回は3者凡退と修正した。
最後はエースが締めた。2-1の8回からマウンドに上がった山口は気持ちを前面に出す投球。先頭打者にバント安打を許すも、次打者のバントを素早く処理し、迷わず二塁へ。投-遊-一の併殺を決め「よっしゃ!」と軽くグラブをたたいた。「バント処理が課題。先頭はアウトにできたので、まだまだ練習が足りません」と満足しなかったが、大きなプレーになった。
お互いに意識し合う、仲良し左腕トリオ。遠藤は寮で今春から夏大会まで山口と、現在は井口と同部屋だ。野球の話や好きな女優の話など、会話は尽きない。遠藤は「フォームで意識している部分を聞いたり、冗談も言い合ったりします」と笑顔で話す一方で、「やっぱり背番号1をつけたい。自分も同じ左投手として、負けられない」と闘志を燃やす。新チームのエース争いは始まったばかり。2年ぶりのセンバツ出場をつかむとともに、チーム内競争も勝ち抜く。【佐藤究】