掛川西16年ぶり地区V 松浦イチロー参考に5安打

5安打3打点で打線をけん引した掛川西の松浦

<高校野球秋季静岡大会:掛川西9-3浜松商>◇5日◇西部地区決勝戦◇浜松球場

静岡地区大会の全日程が終了した。西部地区は、掛川西が浜松商を9-3で下し、16年ぶりの地区制覇。3番松浦祥真外野手(2年)が、5打数5安打3打点で打線をけん引した。25校が参加する県大会の組み合わせ抽選会は14日に行われ、19日に開幕する。

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掛川西の松浦が、打席で大暴れした。1回に左前への先制打を放つと、2回にも左前適時打。1点差にされた後の6回には、浜商を突き放す貴重な左適時二塁打を放ち、チームに勝利をたぐり寄せた。「相手に流れがいきかけた中で打てたことは、大きな収穫になりました」。

先月29日の磐田東との準決勝では、引っ張って右翼フェンス直撃の決勝適時打を放った。それから1週間、逆方向を意識して打撃練習に取り組んできた。その結果、この日の5安打すべてが中堅から左方向に飛び、「成果が出ました」と胸を張った。

レギュラーとして臨んだ今夏の県独自大会は、2回戦敗退。自身も力を発揮できなかった。新チーム始動後の練習試合でも不調が続いたが、切り替えて臨んだ秋季大会で尻上がりに復調。「自分が中心になって、打線を引っ張りたい」と充実感を漂わせた。

チームを16年ぶりの地区王座に導いたが、「自分たちの目標は甲子園。現状に満足せず、目の前の試合を1つずつ勝っていきたい」と気の緩みはない。元大リーガー・イチロー氏の打撃を参考に進化を続ける“掛川西の安打製造機”は、聖地を目指して突き進んでいく。【河合萌彦】

▽浜松商・田川智博監督(41=チーム5失策に)「エラーですね。それにつきる。以前から守備は課題でしたが、うちの弱点がすべて出た。投手はよく投げてくれた。県大会に向けて、切り替えていきます」