明石商(兵庫)の今秋ドラフト上位候補コンビ、中森俊介投手、来田涼斗外野手(ともに3年)が10日、プロ志望届を提出した。2人は明石市内の同校グラウンドで取材に応じ「違うチームで対戦したい」と口をそろえた。ともに1年夏から4季連続で甲子園に出場し、2年時は春夏連続で4強入りに貢献するなど2年半、攻守でけん引してきた。高卒プロ入りへ向け、10月26日の運命の日を待つ。
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高校野球界を彩ってきた投打の華が、次のステージの扉をたたく。ともに今秋ドラフトの上位候補と目される明石商の中森、来田。それぞれが両親と話し合い、狭間善徳監督(56)にプロ入りを目指す意思を伝えた。
最速151キロ右腕の中森は「ワクワクしてます。プロ野球選手になるのが小さいときからの夢。チャンスがあれば、挑戦したい気持ちがあって出しました」。高校通算34発の来田も熟考。「小さいときからの夢をかなえたいというのが大きかった。自主練していくうちに(プロが)どんな場所なのかと。不安の方が大きいけど、打ち勝ちたい」。大きな分岐点に立ち、最後は幼い頃から抱いてきた夢に背中を押された。
かなうのなら、プロでは敵同士を希望。2人とも「違うチームで対戦したい」と口をそろえた。来田が「中森が見てきた中で一番良い投手」と言えば、中森も「こんなにすごい選手が身近にいたことはなかった」と“相思相愛”。予想の対戦結果を問われ、来田が「抑えられると思う」と苦笑する裏で、中森も「外の変化球で二ゴロだと思う」とニヤリ。3拍子がそろうソフトバンク柳田が目標の来田と、絶対エースの巨人菅野が理想の中森。至極の対決を実現させる素材であることは間違いない。
プロ志望届を提出した10日は大安吉日。この日を選んだのは、2年半、2人を指導してきた狭間監督の親心だ。「してやれることもないので。楽しみより不安の方が大きい」と胸中を吐露。2人そろって指名を受ければ、同校初。明石商野球部を一から作り上げた指揮官は「明石商から高卒で2人も出たらびっくりしますね。そうなったらうれしい」。不安も期待も半々に抱え、10月26日のドラフト会議を待つ。【望月千草】