<高校野球秋季北海道大会:中標津6-2釧路江南>◇12日◇釧根地区Aブロック代表決定戦◇釧路市民球場
釧根地区で代表決定戦が行われ、中標津が釧路江南に6-2で逆転勝ちし、全10地区で最初の全道大会出場を決めた。
同点の1回1死三塁で、4番池野優人捕手(2年)が勝ち越しの右中間適時三塁打。今夏、地区初戦で敗れた相手に雪辱した。3安打の池野は夏も正捕手として出場しており「あの悔しさが力になった。先輩の分まで戦った。勝ててうれしい」と喜んだ。
夏は初回に先制され、そのまま0-4で敗れた。この日も初回に失点。だがすぐに4安打3得点で逆転し、3回、5回と畳み掛けた。池野は「夏の敗戦が生きた」と振り返った。
90年夏の甲子園初出場から30年。部室には当時の写真が何枚も飾ってある。復権へ、16年以来4年ぶりの秋全道切符を獲得。次は07年夏の北大会以来13年ぶりの道大会1勝を目指す。2失点完投のエース長田侑真(2年)は「この秋1つでも多く勝って、甲子園に近づけたら」と前を向いた。
09年夏に札幌第一主将として甲子園出場した坂本優樹部長(29)が17年春に就任し4年目。長田は「『打球だけでなく周りをよく見てプレーするように』と言われてきた。細かいところまで学べて勉強になる」。30年前の先輩の雄姿、そして聖地を知る部長の助言を糧にして、全道勝利とその先の大舞台を目指す。【永野高輔】
▽2安打1打点の中標津・篠田琉聖中堅手(2年) これまで全道になかなかいけず悔しかった。全道でも、やるべきことをしっかりやれば結果はついてくると思う。
▽釧路江南の宮崎知聖主将(2年) 投手陣が頑張ってくれていたので、野手が援護出来ていたら。(中標津より多い9安打も)勝負どころで1本打てなかった。
▽釧路江南の楓川卓也監督(46) 3番手の北谷(勇樹、1年)に代えたところで流れを持って来てくれたが、あと1本が出なかった。春までに勝負どころで打てる、スイッチを入れられる力をつけさせたい。