<高校野球秋季兵庫県大会:報徳学園11-0山崎 5回コールド>◇13日◇明石トーカロ球場
報徳学園に、西武中村のようなおかわり君タイプの4番打者が誕生した。167センチ、89キロの花田大雅内野手(2年)は、この秋の公式戦4試合目で初めて4番に抜てきされ、2本の適時打を放ち2打点ときっちり仕事をした。
初回、内野ゴロの間に1点を先制し、なおも1死二塁から左前へ適時打。「4番は初めて。最初は緊張しましたが、1本出てホッとしました」と、リラックスできたのか3回の3打席目にも左前へ適時打を放った。
大角健二監督(40)は「広角に打てるし、体が重すぎて軸がぶれない。試合に使っていく中で味が出てきた」と冗談を交えながら起用理由を明かした。花田は大角監督の試合ユニホームを借りて背番号3を縫いつけて出場している。チームで使っている選手用の試合ユニホームが、花田にはどれも小さかったからだ。
福岡県北九州市から報徳学園に憧れてやって来た。「甲子園とかのテレビを見て、野球の仕方とかが好きで入りたいなと。つなぐ打撃などですね」。昨年4月の入学時は99キロともっと体が大きかった。同7月に右肘を手術し、リハビリとして走り込むことで10キロ減量した。それでも、食欲旺盛は変わらない。好物は豚骨ラーメンとめんたいこ。「(ラーメンの)替え玉は2、3個はします。めんたいこで好きなのは、かば田ですね」。めんたいこの製造・販売で地元で有名な味を両親に送ってもらい、モリモリ食べている。1年時に故障していたこともあり、まだ高校通算0本塁打。報徳のおかわり君が、そのパワーとバットで、2年連続秋の兵庫県王者、近畿大会へと導いていく。【石橋隆雄】
◆花田大雅(はなだ・たいが)2003年(平15)5月28日生まれ。福岡県北九州市出身。日明小2年から日明ソフトボールクラブでソフトボールを始める。思永中では硬式の八幡南ボーイズでプレー。167センチ、89キロ。右投げ右打ち。