帯広農が無四球&無失策 清水に5回コールド勝ち

清水対帯広農 先発し3回無安打無失点、4奪三振の帯広農・三浦投手(撮影・永野高輔)

<高校野球秋季北海道大会:帯広農19-0清水> ◇13日◇十勝支部予選2回戦◇帯広の森野球場

十勝地区で、今夏の甲子園交流試合に出場した帯広農が清水を19-0の5回コールドで下し好発進した。

聖地での高崎健康福祉大高崎戦で3安打1打点の佐伯柊主将(2年)が初回無死二、三塁で先制の左翼線適時二塁打を放つなど、3安打5打点。守備でも初回で先頭打者の安打性の当たりを好捕するなど、攻守でチームをけん引した。

新リーダーが初陣から気を吐いた。新チームは8月20日に始動。わずか1カ月弱での初戦にも「3人の副主将が支えてくれて何とか勝てた。これからもみんなでうまくチームをまとめていきたい」。甲子園を知る西川健生三塁手、村中滉貴中堅手、渋谷悠稀捕手(いずれも2年)の3副主将とともに次は“2年連続”の聖地を目指す。

甲子園では昨秋明治神宮大会準優勝の相手を4-1で下した。前田康晴監督(44)は「強い相手にも自分たちから崩れなければやられることはないということを、あの舞台で感じてくれたことが大きい」。新体制初の公式戦で無四球、無失策で5回コールド勝ち。佐伯は「甲子園の緊張に打ち勝てたことで気持ち的に余裕があった」。今年はコロナ禍で聖地の土を持ち帰れなかったが、代わりに貴重な糧を持ち帰っていた。

次戦は18日に甲子園経験のある帯広大谷と対戦する。佐伯は「夏の甲子園は過去のこと。自分たちの代でも行けるように切り替えたい」。思い出は胸に秘め、次の夢へと歩み出す。【永野高輔】