早実快勝、4番清宮福太郎が場外弾 兄も経験の主将

中大杉並対早実 3回裏早実無死一、二塁、左越えに3点本塁打を放つ早実・清宮(撮影・湯本勝大)

<高校野球秋季東京大会:早実20-0中大杉並>◇20日◇1次予選代表決定戦◇早実王貞治記念グラウンド

早実が中大杉並との秋公式戦初戦を5回コールドで飾り、本大会進出を決めた。

キャプテン清宮が試合を決めた。新チームから主将を務める清宮福太郎内野手(2年)は4番一塁で先発し、3打数2安打5打点1本塁打だった。1回1死二、三塁で、右翼線に2点適時二塁打。3回無死一、二塁では左越えに3ランを放った。打球は左翼後方の防球ネットを越え、室内練習場の屋根に直撃した。「(高校通算)10本ぐらい。自分のやることをやるだけと思って打席に入った。打った瞬間入ったと思った」と手応えを口にした。

兄も早実時代に経験した主将という役割。夏の独自大会後、和泉実監督(59)から任命された。「キャプテンをやることによって、これからの自分の野球人生にプラスになるかなと感じている」と前を見据えている。主将として、4番として、17年以来のセンバツに導く。