切り込み隊長が打って守ってエースを援護する。秋季全道高校野球大会は10日、札幌円山で準決勝が行われる。3年ぶり決勝進出を狙う旭川実は9日、石狩市内で約2時間半の練習を行った。
全道2戦で8打数4安打3打点と好調の1番北口祥夢捕手(2年)は「どんな形でも出塁し攻撃のペースをつくり、(エースの)田中(楓基、2年)を援護したい」と意気込んだ。
最速147キロ右腕の田中は7日の函館大有斗戦後に1人旭川に戻って、準決勝に備え別メニューで調整してきた。球数制限も考慮し、登板は5日の初戦白樺学園戦のみ。中4日と万全の状態も、間隔が空いていることもあり北口は「田中が緊張するかもしれない。自分がしっかり周りを引っ張って、もり立てていけるようにしたい」と気遣った。
練習の最後は、打者が自由に打球位置を想定し、全員で架空の落下地点まで走る、イメージトレーニングを兼ねた独自のランニングメニューで締めた。「鍛えながら全員の意思統一も図った。試合も力を合わせて臨みたい」。“司令塔”として、初の秋全道王座へけん引する。【永野高輔】