<ナインの獅子柱~仙台育英日本一への挑戦~(2)>
仙台育英の「守柱」渡辺旭内野手(2年)はグラブへのこだわりを持つ。特注ミズノプロを愛用。ポケットは広め。小さめを好む。「捕球して握り返しが早くできるように」と説明。手入れも「重いのが嫌い」とオイルは控える。夏場にはエアコンの冷風にかざし、へたりを解消。守備時の“相棒”を大切に管理する。
憧れは西武の源田壮亮内野手(27)だ。渡辺は「安定感があるし、正確な送球が他の選手と違う」とユーチューブの動画でお手本にする。須江航監督(37)は渡辺の守備について、「器用な選手。打球に対して動作が早い」と目を細める。まさしく、鬼滅の刃に登場する「蟲(むし)柱」胡蝶しのぶのような軽快な動きで、センターラインの一翼を担う。
自身は2度目の大舞台となる。1年夏から背番号16番でベンチ入り。1回戦の飯山(長野)戦で甲子園デビューを果たした。途中出場ながら1度の守備機会と、1四球を含む1打数1安打と結果も残した。「大観衆の中でプレーした記憶は、今でも鮮明に覚えている。でも(甲子園を)味わう余裕はなかった。センバツではしっかり結果を残して、存分に味わいたい」と意気込んだ。【佐藤究】
◆渡辺旭(わたなべ・あさひ)2003年(平15)4月22日生まれ、福島・いわき市出身。小1からマツザキガーデンジュニアで野球を始め、小6時には楽天ジュニアに選出。中学時代はいわきボーイズでプレー。仙台育英では1年春に初のベンチ入り。168センチ、70キロ。右投げ左打ち。