東海大相模が10年ぶり決勝へ 石田が2戦連続完封

東海大相模対天理 6回裏天理2死三塁、石田隼都は内藤大翔を空振り三振に打ち取りガッツポーズ(撮影・宮崎幸一)

<センバツ高校野球:東海大相模2-0天理>◇31日◇準決勝

東海大相模(神奈川)が天理(奈良)を2-0で破り、11年以来10年ぶり5度目の決勝進出を決めた。

1回表、2死二塁から4番柴田疾内野手(3年)の左前適時打で先制。その後沈黙したが9回に暴投で2点目を挙げた。

この2点を左腕エースの石田隼都(3年)が守り抜いた。天理打線を3安打に抑え準々決勝に続き2試合連続の完封。三振も6連続を含む15個を奪い2試合連続の2桁奪三振をマークした。今大会は計26回を投げ無失点。奪三振は計43個となった。

天理は打線が沈黙し24年ぶりの決勝進出を逃した。29日の準々決勝で164球を投げたエース達孝太投手(3年)が先発を回避。左腕仲川一平投手(3年)が先発した。立ち上がりに1点を失ったが丁寧な投球で東海大相模打線を抑えた。9回は南沢佑音投手(2年)が登板し1失点。達はブルペンに入ったが登板しなかった。