早実・清宮、初戦敗退に「ちょっとおごっていた」

初戦敗退の清宮主将(右から3人目)はナインとあいさつに向かう(撮影・柴田隆二)

<高校野球春季東京大会:国学院久我山4-1早実>◇4日◇1回戦◇ダイワハウススタジアム八王子

早実が1回戦で敗れた。国学院久我山・高橋風太投手(3年)に8回まで投げられ、8安打1得点に抑えられた。和泉実監督(59)は「ボール球を振ってしまっている。高めの見極めが出来なかった」と敗因を口にした。「今日の敗戦で、夏に向けてガラガラポンしないといけない。ある面、そういうことを早くから出来るのは良かったと思わないと」と切り替えていた。

「4番左翼」の清宮福太郎主将(3年)は2安打1打点。4点を追う8回には、無死一塁から右中間へ適時二塁打を放ち、チーム唯一の得点を挙げた。「自分たちが、ここまで弱いとは思っていませんでした。負けるとは思っていなかった。一番ショックを受けているのは自分たちです。自分たちが東京で、どのぐらいの位置にいるのか、練習試合では分かっていなかったことが分かりました。ちょっと、おごっていました。これが夏でなかったのが一番の救いです」と打ち明けた。

夏への思いを問われると「勝つだけです」と答えた。