水城のプロ注目右腕・樫村13K完投で3回戦進出「球の質も追求したい」

水城対霞ケ浦 霞ケ浦打線を8安打2失点に抑え完投勝利した水城の先発、樫村(撮影・保坂淑子)

<高校野球春季茨城大会:水城6-2霞ケ浦>◇25日◇2回戦◇ノーブルホームスタジアム水戸

水城がプロ注目右腕・樫村佳歩投手(3年)の好投で、第3シードの霞ケ浦を破り3回戦進出を決めた。

初回から全力投球だった。140キロ前半の球を力強く投げ込み、4回まで毎回の3者凡退。6回には右手が軽くつりながらも丁寧に粘りの投球を続け、8安打13三振で完投した。

春の大会を勝ち抜く覚悟を決めた。「球の質を大事にしながらキレを上げたい」と大会の5日前、セットポジションからワインドアップにフォームを改造した。しっかりと体重を後ろに残し、柔道の一本背負いをイメージして投げる。力んで体が前に突っ込む癖を修正。角度が増し、球速も増した。この日、視察した巨人スカウトのスピードガンの最速は144キロだったが、球場表示では150キロを記録したボールもあった。巨人内田スカウトは「制球力があって、球質もいい体の使い方もうまい。夏、楽しみな選手ですね」と評価した。

目指すは甲子園、そして今秋のドラフトだ。「今日の勝ちはうれしい。でも、まだ走者を背負った時の制球力が課題。球の質も追求したいです」とニッコリ笑う。成長を続ける樫村。今、野球が楽しくて仕方ない。