野幌・穴田ツインズの夏終わる…3月に部員5人、助っ人集め出場/南北海道

大麻対野幌 試合後、握手をかわす野幌の(左から)穴田涼主将と弟蓮(撮影・永野高輔)

<キミしか勝たん>

<高校野球南北海道大会:大麻24-0野幌>◇26日◇札幌地区Aブロック1回戦◇札幌円山

夏甲子園に向けた2年ぶりの戦いが、全国トップを切って南北海道の札幌、室蘭地区で開幕した。19年秋以来の有観客となった札幌地区は、大麻など3校が勝ち上がった。

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野幌の穴田ツインズの夏が終わった。2年ぶりの単独出場は、春に続き初戦で5回コールド負け。主将を務める兄の涼中堅手は「部員を集めるまでは良かったが、もっと勝ちにこだわらないといけなかった。でも一生懸命やっていれば、必ず得るものがあるということを、この3年間、野球を通して学んだ。悔いはない」と目を潤ませた。

涼は中学までサッカー部だったが「楽しそうにやっている先輩たちを見てやってみたくなった」と弟蓮とともに、高校から野球を始めた。メンバー9人中、1年から野球部に所属するのは2人だけ。1年秋は2人で練習した時期もあった。昨秋は3人で連合チーム参戦。3月までは5人だったが今春、2人が中心となり1年生や助っ人を集め、単独出場にこぎつけた。「(前回単独出場した)1年夏の大会後、3年生に『みんなとやれて良かった』と言われたことが忘れられなかった。何としても単独で出たかった」と振り返った。

弟の蓮遊撃手は3回に左前打を放つも、5回2死一塁で遊飛に倒れ試合終了。「単独で出ることで、いろんな人が注目して応援にも来てくれた。支えてくれた人たちに感謝しかないです」と涙をぬぐった。【永野高輔】