部員9人の伊達緑丘・越橋が全国初の完封「常に自分が最後まで」/南北海道

伊伊達緑丘対登別青嶺 7安打5奪三振で完封した伊達緑丘の越橋(撮影・永野高輔)

<高校野球南北海道大会:伊達緑丘4-0登別青嶺>◇27日◇室蘭地区Bブロック1回戦◇とましんスタジアム

9人の伊達緑丘が登別青嶺を下し、初戦を突破した。エース右腕の越橋宗次郎(3年)が7安打5奪三振で、この夏、全国で最初の完封を記録した。公式戦初完封に「選手9人しかいないので、常に自分が最後まで投げきるつもりでやっている。決め球がうまく決まらなかったが、全国で最初の完封になりうれしい」と振り返った。

来年度いっぱいで閉校となり、3年生8人に2年生1人のため、秋以降は連合チームでの参戦になる。吉田和弘監督(59)も来春で定年を迎える。単独チームで臨む最後の夏の1勝を挙げ、主将の郡司泰成一塁手(3年)は「単独最後なので緊張したが、まずは1つ勝てて良かった。吉田監督と一緒に、1つでも多く試合をやりたい」と話した。

スタンドには、1期生の佐藤幸英教諭(53)の引率で、吹奏楽局員13人含む計49人の有志の応援団がかけつけた。応援を呼びかけた佐藤教諭は「コロナ禍で全員が同じ方向を向いてやる活動がほとんどできなかった。こういう形で一体感を味わってもらいたかった」。越橋は「スタンドの応援が励みになった」。思い残すことなく、ラストサマーを戦い抜く。【永野高輔】