灘1年栗林和輝、初先発104球 憧れ藤川球児氏に負けじと力投/兵庫

西脇工対灘 9回表西脇工2死一塁、ピンチでも笑顔で励まし合う灘の選手たち。右が主将高地(撮影・滝沢美穂子)

<高校野球兵庫大会:西脇工5-0灘>◇4日◇1回戦◇明石トーカロ球場

灘・栗林和輝投手(1年)が公式戦で初めて先発登板した。1、2回は無失点。3回に先制を許し、5回には3点を失ったが、力のこもった104球を投じた。「始まる前は結構緊張していましたが、始まってからは打たせないようにしよう」と振り返った。

野球を始めたのは小学校3年生。憧れの存在は、昨年まで阪神でプレーした藤川球児氏。力のこもったストレートに憧れ、何度も甲子園球場に応援に行った。「野球を始めた頃から藤川のフォームをまねしていた」という。

今年の夏は敗戦したが、大舞台へのチャンスはまだある。「みんなからもっと信頼される投手を目指していきたい」。最後に力強く語った。