正徳館・栃尾、初戦コールド負けも「いい経験」出場危機乗り越えた/新潟

1回1死一、二塁で右前打を放ちチャンスを広げる正徳館・栃尾の中村主将(撮影・涌井幹雄)

<高校野球新潟大会:小出10-1正徳館・栃尾>◇10日◇1回戦◇ハードオフ新潟

正徳館・栃尾の連合チーム石田憲監督(52=栃尾)は「開幕戦。最高の舞台」と話した。1-10の7回コールド負けだったが「いい経験をさせてもらった」と言う。

連合チームの目標は大会出場。今春は長岡農(夏は単独出場)を含む3校の連合チームで出場していただけに、1校減は出場さえ危ぶまれる事態だった。そんな状況を乗り越えてメンバー11人で出場。土曜、日曜は長岡農と合同練習を繰り返してきた。

先発に名を連ねる3年生は主将の中村周生(正徳館)1人だったが、石田監督は「唯一の3年生に最高の思い出になるゲームをしてもらいたかった」と話していた。