修徳・床枝魁斗5安打完封 最速146キロ右腕にプロ7球団熱視線

修徳・床枝魁斗投手

<ドラフト候補全員!?会いに行きます>

<高校野球東東京大会:修徳2-0雪谷>◇13日◇2回戦◇駒沢球場

球威が勝った。修徳・床枝魁斗投手(3年)は、1-0の2回1死一、三塁で「まだ序盤。1点OK」のつもりだった。

だが、直球で押し込んだ浅い左飛。次打者はスライダーで空振り三振。0で切り抜けると、中盤以降は危なげなかった。都立の実力校・雪谷を散発5安打無失点に封じ、初戦を突破した。

最速146キロ右腕の視察にNPB7球団が集まった。広島苑田スカウト統括部長は「力のあるボールを放っていた。フォークもいい。体も強そうだし、まだまだ良くなるのでは」。入学時の球速は120キロ台。月ごとの目標を文章で書き出すことで課題を明確にし、取り組んだ結果、球速も順調に上がった。プロ注目の存在となったエースは「1戦1戦を通して、自分もチームも成長して、もっと上を目指したい」と貪欲に誓った。