玄海が4回戦へ エース古舘が165球の熱投「彼と心中」と西村監督/福岡

玄界対鞍手 玄界・古舘徹也投手(右から2人目)は、最終打者を打ち取り、笑顔でチームメートとハイタッチ(撮影・只松憲)

<高校野球福岡大会:玄界6-4鞍手>◇14日◇3回戦◇北九州市民球場

玄界のエース・古舘徹也投手(3年)が、9回165球の熱投で4回戦進出に導いた。初回に4点の援護をもらったが、1、2回は立て続けに失点。中盤以降は持ち直し「仲間の守備を信じて、キャッチャーの配球を信じて投げただけです」と、被安打11、6四死球ながら4失点(自責点は2)と粘った。

チームは昨年の独自大会も含めて6年連続初戦敗退だった。今夏は初戦の若松商・遠賀に12-2で7回コールド勝利を収めると、この日の3回戦も突破。就任5年目の西村賢治監督(50)は、「昨日の練習から古舘の調子は良くなかったけど、彼と心中しようと思いました。僕自身も就任以来、1度も初戦に勝ったことがなかった。勝てて良かったですね」と、胸をなでおろしていた。