ドラフト候補の市和歌山・松川虎生が通算42号、スカウト打撃評価/和歌山

県和歌山対市和歌山 2回裏市和歌山1死二塁、左中間に2点本塁打を放った松川は笑顔で三塁を回る(撮影・和賀正仁)

<高校野球和歌山大会:市和歌山11-1県和歌山>◇2回戦◇15日◇紀三井寺

今秋ドラフト候補の市和歌山・松川虎生捕手(3年)が持ち前の強打で、相棒のエース小園健太投手(3年)をもり立てた。

1回に1点先制されたが、雷で1時間以上の中断明けの2回に一挙7点の猛攻。松川も初球スライダーを完璧にとらえて左中間に2ランを放った。高校通算42号を「いい感じでバットもボールに逆らわずに出ている証拠かなと思います」と振り返った。

小園との息もぴったりだ。初回に速球で押したのも初戦を迎えたチームへのメッセージだ。「(小園は)テンポが持ち味。本当に3人で(抑えて)かえってくるというのを意識してやっていた。すごく粘れてかえってこれた。球の質はすごくよかった」と話した。ロッテ榎アマチーフスカウトは松川の打撃を「柔らかい印象。力もある。広角に長打も打てる。リストも柔らかい。いい打者です」と評価していた。