北海・木村大成が自己最速150キロで10K 9球団視察/南北海道

北海対苫小牧中央 9回2安打2失点、10奪三振の北海・木村大成(撮影・永野高輔)

<高校野球南北海道大会:北海4-2苫小牧中央>◇19日◇1回戦◇札幌円山

今春センバツに出場し、17年以来4年ぶりの夏甲子園を狙う北海が初戦を突破した。

先発したプロ注目左腕、木村大成投手(3年)が9回114球2安打10奪三振2失点。スタンドに9球団のスカウトが集まる中、この日は日本ハム白井スカウトのスピードガンで、これまでの自己最速を2キロ更新する150キロを計測した。木村は試合後「全体的に真っすぐがよくなかった。スライダーは今季一番よかった」と振り返り「もっと上にいける。向上心をもっていきたい」と次戦へ気を引き締めた。

打線は4番で主将の宮下朝陽遊撃手(3年)が、初回に適時三塁打を放つなど、3安打3打点の活躍でチームをけん引した。