横浜4強 1年生左腕杉山6回2失点「先輩がやりやすい環境を」/神奈川

力投する横浜先発の杉山(撮影・野上伸悟)

<高校野球神奈川大会:横浜11-3向上>◇24日◇準々決勝◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

横浜の1年生左腕杉山遥希投手が、先発抜てきに応え、18年以来の夏の県大会ベスト4進出へ貢献した。6回5安打6奪三振で2失点。初回は3者三振で片付けるなど試合の流れを引き寄せ、「最後まで投げきる気持ちでいきました。結構良かったです」と力強く話した。

最速148キロ左腕・金井慎之介投手(3年)は同じ東京城南ボーイズ出身で憧れの先輩。マウンドに上がる前に「最後まで頑張れ」と声をかけられた。「先輩方がすごくやりやすい環境をつくってくれている」と発奮。最速139キロの直球にスライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を交え、打者を手玉に取った。

19回目の夏の甲子園出場まであと2つ。だが、ともに勝ち上がれば準決勝で東海大相模との対戦が実現していただけに、村田浩明監督(35)は複雑な表情。宿敵の辞退については「見えないことなので…。ちょっと言いたくないです」と話すにとどめた。【勝部晃多】