日大三エース宇山好投で3年ぶり準決進出 次戦は東京ドーム/西東京

創価対日大三 9回5安打無失点の好投で、チームを勝利に導いた日大三・宇山翼投手(撮影・阿部泰斉)

<高校野球西東京大会:日大三3-0創価>◇28日◇準々決勝◇スリーボンドスタジアム八王子

第1シードの日大三が第4シードの創価を下し、夏の大会3年ぶりの準決勝進出を決めた。

エースの力投が光る試合だった。背番号「1」の宇山翼投手(3年)が今大会初先発。130キロ台前半の直球と、変化球を巧みに使いこなす投球で、9回を5安打2奪三振無失点と安定したピッチングをみせた。宇山は試合後「(6回まで打線が2安打無得点と)今日はチームが苦しんでいたので、自分がしっかりしようと思いました。スライダーとチェンジアップでカウントが取れました」と真っすぐな目で話した。

小倉全由監督(64)は「今日は宇山がよく投げてくれました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。準決勝は東京ドームでの一戦となるが、「どこのチームも初めてですからね。何が起こるか分かりません。実業団に行ったOBの子たちに連絡したりして、対策したいと思います」と話した。