帝京が逃げ切り4強 監督「攻めがダメでした」次戦は二松学舎大付/東東京

東亜学園対帝京 5回表東亜学園に1点を許し、ベンチに戻る安川(手前)に厳しい表情で声をかける前田監督(撮影・浅見桂子)

<高校野球東東京大会:帝京5-3東亜学園>◇30日◇準々決勝◇駒沢球場

帝京が東亜学園の追い上げをしのぎ、4強入りした。

4回までに9安打を重ね、5点を先制したが、5回以降は東亜学園2番手の深堀を打ちあぐね、追加点を奪えなかった。5回に1点、7回に2点と返されたが、4投手の継投で逃げ切った。

前田三夫監督(72)は「いやー、もう、とにかく5点取った後の攻めがダメでしたね。投手も、つながらない。付け入るスキを与えてしまった。ちゃんとしないと。投手が持ちこたえられなかったから、バッターがバタバタした面がありました」と苦笑交じりに振り返った。

次は8月1日、二松学舎大付と準決勝を戦う。場所は、東京ドーム。高校野球では、なじみのない場所で、前田監督自身、観戦はしたことあるが、采配を振るのは初めてだ。「やってみないと分かりませんね。ベンチに入ったこともない。未知数ですね」と率直に話していた。