1時間49分中断で流れ暗転…享栄151キロ右腕竹山日向は暴投で散る/愛知

享栄対愛工大名電 5回途中でエース肥田優心(右)と交代する先発の竹山日向(撮影・上田博志)

<高校野球愛知大会:愛工大名電8-5享栄>◇決勝◇31日◇岡崎市民球場

享栄は95年以来となる夏の甲子園出場を逃した。初回に2点を先制したが、雷雲接近による1時間49分の中断が流れを変えた。

プロも注目する最速151キロ右腕、先発竹山日向投手(3年)が相手打線につかまる。4回に1点を失うと、5回には同点にされた直後に暴投で勝ち越しを許し、降板。肥田優心投手(3年)ら2番手以降も猛攻を止められず一挙6失点。終盤に反撃し3点差まで詰め寄るのが精いっぱいだった。

大藤敏行監督(59)は「愛工大名電は強いチームだった。投手も良く、もうひと押しができなかった。総合力で上だった。悔いはない」。中京大中京を率いて09年夏に全国制覇。18年からライバル校の監督就任して以来初の甲子園はならなかった。