夏29度目の県岐阜商は明徳義塾と初戦「したたかに点取る」鍛治舎監督

抽選会に望む県岐阜商・高木翔斗主将(学校提供)

<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇3日

県岐阜商にとって29度目となる夏の甲子園の初戦は明徳義塾(高知)との対決になった。

主将の高木翔斗捕手(3年)は強豪との対決に「身が引き締まる思い」と背筋を伸ばし「相手がどこであろうと1戦1戦、戦うだけ」と必勝を誓った。

「ピッチャーは経験豊富でバッター陣も豊富。自分たちは日本一を目指してやっている。先輩たちの思いも持って戦う」と、どこよりも長い夏にする決意を明かした。

18年から同校を指揮する鍛治舎巧監督(70)は「明徳義塾は甲子園でいずれ当たる相手。楽しんでいく」と注目の一戦に向けての思いを述べた。秀岳館(熊本)の監督時代には16年春から3季続けて甲子園4強に導いた。甲子園の勝ち方を知る同監督にとっては「(初戦は)3日目なので、勝ち上がれば次は8日目。理想的ですね」と、日程面での不安はないようだ。

県6試合を戦い抜き「たたみかける力が足りなかった」と課題が明確になった。「したたかに、とるべき時に点をとれるように今も実戦形式で練習を進めている」と、隙をつくらず聖地に向かう。