【甲子園】明桜・風間球打がプロ志望明言「できれば上の舞台で戦いたい」

明徳義塾対ノースアジア大明桜 2-8で敗れたノースアジア大明桜・風間(中央)は。相手選手に声をかけ引き揚げる(撮影・野上伸悟)

<全国高校野球選手権:明徳義塾8-2ノースアジア大明桜>◇22日◇2回戦

球打(きゅうた)の夏が終わった。今秋ドラフト上位候補の最速157キロ右腕、風間球打投手(3年)を擁するノースアジア大明桜(秋田)は、明徳義塾(高知)に2-8で力負けした。

風間は6回6安打2失点で降板も、139球の熱投を見せた。制球が定まらず5四球と苦しんだが、8三振を奪った。7回の守備からは右翼に入った。試合後は「大舞台でプレーできてうれしかった。自分のピッチングを少しは見せられてよかったです」と大会全体を振り返った。今後の進路については「できれば上の舞台で戦いたい」と、卒業後のプロ志望を明言した。

3回2死二、三塁では、ファウルで逃げられたが、明徳義塾の4番加藤愛己捕手(3年)に投じた2球目に今大会最速の152キロをマーク。150キロ台は計13球(150キロ11球、151キロ1球、152キロ1球)を計測した。ノーゲーム含めて甲子園のマウンドに上がった3日間で計334球。今大会NO・1投手の聖地での冒険は、2回戦で幕を閉じた。