【甲子園】智弁学園逆転サヨナラで26年ぶり4強 準決勝は”近畿大会”に

明徳義塾対智弁学園 9回裏無死満塁、岡島の右前適時打で森田が生還しサヨナラ勝ちとなり喜ぶ智弁学園の選手たち(撮影・野上伸悟)

<全国高校野球選手権:智弁学園3-2明徳義塾>◇26日◇準々決勝

智弁学園(奈良)が明徳義塾(高知)を逆転サヨナラで破り、25年ぶりの4強入りを決めた。近畿勢は第1試合の京都国際、第2試合の智弁和歌山に続き第3試合も勝利。第4試合は近江-神戸国際大付の近畿勢対決で明後日28日の準決勝は史上初の”近畿大会”となる。

4回表にスクイズで先制されたがその裏、4番山下の適時打で1-1同点。9回表にソロ本塁打で勝ち越されたがその裏、無死満塁から4番山下の押し出し死球で同点。5番岡島がサヨナラ適時打を放った。

智弁学園は28日の準決勝で京都国際と対戦する。

明徳義塾は先発の変則左腕・吉村が好投したが9回裏に力尽き、5年ぶりの4強を逃した。

◆智弁アベック4強 智弁和歌山と智弁学園がそろって4強。同じ系列校が複数4強入りした例では、72年春に日大桜丘と日大三の東京勢同士が決勝で対戦し、5-0で日大桜丘が勝利。10年春には日大三が準優勝、大垣日大が4強入りした。なお、智弁和歌山と智弁学園は02年夏3回戦で1度対戦があり、智弁和歌山が7-3で勝っている。