【甲子園】智弁学園、悲願の夏初制覇逃すも「3年生はよくやった」小坂監督

智弁和歌山対智弁学園 智弁学園の前川(手前左)は涙する仲間をねぎらう(撮影・上山淳一)

<全国高校野球選手権:智弁和歌山9-2智弁学園>◇29日◇決勝

初めて決勝に進んだ智弁学園(奈良)は悲願の夏初制覇とはならなかった。

スタンドへのあいさつを終えると植垣洸捕手(3年)は泣き崩れ、先発の西村王雅投手(3年)と2番手の小畠一心投手(3年)も涙をこらえられず、2人で抱き合った。小坂将商監督(44)は「新チーム当初から日本一を目指していた。最後は日本一になれなかったが、3年生は本当によくやったと思います」とたたえた。