仙台育英10年連続V王手 準決勝で利府に6-0圧勝、東北大会出場確定

利府対仙台育英 力投する仙台育英先発・小林(撮影・山田愛斗)

<高校野球秋季宮城大会:仙台育英6-0利府>◇25日◇準決勝◇石巻市民球場

昨秋の宮城・東北王者、仙台育英が6-0で利府を下し、決勝に進出した。10年連続優勝に王手をかけ、東北大会(10月20日開幕、宮城)出場を決めた。エース左腕、小林寛大投手(2年)が5安打完封。攻撃では小技をからめて着実に得点を積み重ねた。

仙台育英は2回に適時失策で先制した。なおも1死三塁のチャンスで、1番斎藤陽(ひなた)外野手(1年)が高めのボール球に食らいつき、スクイズ成功。2点を先行した。5回には4番遠藤太胡(だいご)外野手(2年)、途中出場の洞口(ほらぐち)優人内野手(2年)の適時打などで3点を追加。リードを5点に広げ、試合を支配した。

宮城では絶対王者として君臨する仙台育英だが、今夏は県大会4回戦で仙台商に2-3で敗れ、甲子園出場すらかなわなかった。今大会で決勝進出を果たし、まずは来春のセンバツ出場に向けた選考材料となる東北大会出場が確定。26日の決勝で優勝を飾り、その勢いで東北NO・1の座もつかみにいく。