浦和学院“埼玉の早慶戦”制し5年ぶり16度目V 森新監督は初タイトル

5年ぶり16度目の優勝を決めガッツポーズで記念撮影に納まる浦和学院の選手たち(撮影・鈴木正章)

<高校野球秋季埼玉大会:浦和学院10-2花咲徳栄>◇決勝◇28日◇県営大宮

“埼玉の早慶戦”制した! 浦和学院が、ライバルの花咲徳栄を大差で下し、5年ぶり16度目の優勝を飾った。今秋からチームを率いる森大新監督(30)は、就任後初のタイトル獲得となった。

しっかりと優勝をかみしめた森監督は「新体制を迎えて不安の方が大きかった。とにかく自分自身が今、できることをやりたいなと思って取り組んできました。本当にいろんな方々に支えられてここまでこられたので。ほっとしてます」と周囲のサポートに感謝した。

結果は大差となったが、近年の県内で常にトップを争うライバルとの対戦へ、強い意気込みで臨んだという。「近年、埼玉の王者は僕は花咲徳栄だと思っているので。選手たちには、私が大学時代早稲田だったんですけど、早慶戦という、1つの大きなライバル校の話をさせてもらった」と明かした。「例えばその前に優勝が決まっていたとか、今回だったら関東(大会に出場)が決まっていたとかありますが、そういうことではなく、浦和学院と花咲徳栄の対戦というのは、早慶戦という、ほんとに埼玉のライバルチームとして、ふさわしい戦いをしよう」と話したという。

次の舞台はセンバツにつながる関東大会(10月30日開幕、茨城)となる。「1つ上のステージで勝つことを目標に取り組んできていますので。大きな目標として『2勝』。センバツに向けて勝てるように、準備していきたいと思います」と言葉に力を込めた。