神戸学院大付・朝倉未来 攻めの走塁で唯一の得点、格闘家と同じ名前意識

天理対滋賀学園 両校スタメン(撮影・滝沢美穂子)

<高校野球秋季近畿大会:市和歌山2-1神戸学院大付>◇16日◇1回戦◇皇子山

近畿大会初出場の神戸学院大付は惜敗だった。

唯一ホームを踏んだのは朝倉未来(みらい)外野手(1年)だった。格闘家の朝倉未来(みくる)とは名前の読み方は違うが同じ漢字。「高校に入学してからクラスメートとか友達に言われるようになった」。YouTubeでも動画を見ることもあり、意識しているという。

この日は持ち味の「前の塁を積極的に狙う姿勢」を生かした。得点の入った4回は四球で出塁すると、次打者の初球にすかさず盗塁。二ゴロの間に三塁に進むと、沖津泰雅内野手(2年)の右前打で同点のホームを踏んだ。

試合には敗れたが、「好投手を打つには体作りが必要。好投手から打てる打者になりたい」と冬での成長を誓った。