東海大菅生、14安打9点7回コールド勝ち プロ注目鈴木泰成抑えた

東海大菅生の4番小池祐吏内野手(2年)は初回無死、堀越の先発左腕佐藤虎之介投手(2年)から左翼線を破る二塁打を放つ(撮影井上真)

<秋季東京大会:東海大菅生9-2堀越(7回コールド)>◇24日◇3回戦◇スリーボンドスタジアム八王子

東海大菅生が14安打で9点を奪い7回コールドで堀子を下し、30日の日大三と対戦する準々決勝に進んだ。

初回に鈴木悠平外野手(2年)の2点適時打などで4点を奪いリードすると、6回までに9点を挙げて快勝した。先発の右腕・日當(ひなた)直喜投手(1年)は6回まで2失点に抑え、7回はプロ注目のエース鈴木泰成投手(2年)が3者凡退に抑えた。

6月に右肘を痛め、夏の大会はメンバーから外れていた鈴木泰は「悔しい思いはしましたが、それを今後の糧にしようと思い、上半身のトレーニングで鍛えました」と、この秋にかける気持ちを口にした。春先の好調時の9割方戻っており「肘の痛みもなく順調に投げられています。問題ないです」と、準々決勝以降はイニングも伸ばしていける見通しが立った様子。

若林弘泰監督(55)は「痛みはないということなので、これからは投げるスタミナをつけばいいと思います」と、エースの復活を冷静に受け止めていた。