木更津総合4強 相模破りセンバツへ大きく前進 越井涙、70キロ差の緩急

木更津総合対東海大相模 準決勝進出を決め喜ぶ木更津総合・越井(撮影・野上伸悟)

<高校野球秋季関東大会:木更津総合4-1東海大相模>◇2日◇準々決勝◇茨城・ノーブルホームスタジアム水戸

木更津総合(千葉)が今春センバツ優勝の東海大相模(神奈川)を破り、準決勝進出で来春センバツ出場に当確ランプをともした。

9回裏1死一塁。木更津総合の先発・越井颯一郎投手(2年)は真っすぐで遊併殺に仕留めると、涙があふれた。「この2年間、あと1歩で逃していて、本当に悔しくて…。うれしいです。みんなでつかんだ勝利です」と、涙で真っ赤にはらした目で、喜びを表現した。

自分らしく投げた。3-0で迎えた4回裏、先頭を一ゴロで打ちとると、次打者の東海大相模・武井京太郎外野手(2年)に対し、球場表示のスピードガンで83キロを計測した山なりのスローカーブでストライクを取ると、2球目は140キロの真っすぐでファウル。緩急を自在に操ると、カウント2-1から真っすぐで空振り三振に取った。この試合、計測された最速は145キロ。スローボールは75キロで、球速70キロ差のボールで強力打線を手玉に取った。武井は「(スローボールは)予想していなかった。その後に速いボールがくるとは分かっていたが、思った以上に良かった。刺されてしまいました」と悔やんだ。

木更津総合のエースといえば、楽天早川、ヤクルト1位指名の法大・山下と好投手がそろう。越井は「それぞれの先輩のいいところを受け継いでいる。僕は先輩たちのいいところをとって、自分らしくやってきたことをやればいい」。この日、調子のいい真っすぐを生かすために、緩急をつけ打ち取った。「失点してもチームを勝たせるのがエース。チーム全体を引っ張っていく存在でなければならない」と、ここ一番の試合をエースとして勝利につなげ、胸を張った。

五島卓道監督(67)は「甲子園出場をかけた試合で東海大相模を破ったのは初めて。今後に大きいですね」と笑顔を見せた。15年以来のセンバツへ、越井は「このまましっかり勝ち続けていきたい」と力強く話した。